腋臭症(わきが)とはどんな病気か

 思春期になると、腋(わき)の下からの汗が刺激のある独特なにおいを発するようになります。においが強い場合を腋臭症といいます。

原因は何か

 腋の下にはアポクリン汗腺があります。アポクリン汗腺は腋の下、乳暈(にゅううん)、外陰部などにあります。アポクリン汗腺は性ホルモンの影響を受けているので、思春期になると分泌が活発になります。
 アポクリン汗腺から分泌される汗は蛋白成分を多く含んでいます。アポクリン汗腺から分泌された直後の汗にはにおいはありませんが、細菌により分解されることによりにおいを発するようになります。アポクリン汗腺の汗がにおう体質は遺伝します。

症状の現れ方

 思春期の第二次性徴が現れる時期になり、腋の下が独特な刺激臭を発するようになります。汗をかいたままほっておくとにおいは強くなります。衣服の腋の下の部分が黄色く変色します。

検査と診断

 腋の下の汗をガーゼなどでぬぐい、においを嗅ぐことにより診断できます。

治療の方法

 制汗剤(せいかんざい)による外用治療を行います。制汗剤としては塩化ベンザルコニウム液や塩化アルミニウム液が用いられます。においが強い場合は、手術で腋の下のアポクリン汗腺を取り除くとにおいはなくなります。

腋臭症(わきが)に気づいたらどうする

 腋の下を清潔に保つことが大切です。汗をかいた後はシャワーや入浴で汗をよく洗い流し、清潔な下着にこまめに取り替えます。腋毛(えきもう)があると汗が付着して細菌が繁殖しやすくなるので、腋の下の毛を切ったり脱毛すると、腋臭を減らす効果があります。