真菌性髄膜炎<感染症>の症状の現れ方

 真菌性髄膜炎になると、細菌やウイルスによる髄膜炎と同様に頭痛、吐き気・嘔吐、項部(こうぶ)(うなじ)硬直などの髄膜刺激症状と発熱、全身倦怠感(けんたいかん)などの症状が現れます。抗細菌薬を使用しても熱が下がらず、症状が続く場合に真菌性髄膜炎が疑われます。
 真菌が肺にも合併して感染している場合には、咳(せき)、喀痰(かくたん)、呼吸困難などの呼吸器症状を伴うことがあります。その他、胸部X線の画像診断で、胸膜直下の結節影もしくは、空洞を伴う陰影所見によって見いだされる例があります。

真菌性髄膜炎<感染症>の診断と治療の方法

 抗真菌薬のアムホテリシンB、フルシトシン、ミコナゾール、フルコナゾール、イトラコナゾールが用いられます。アムホテリシンBの単独投与またはフルシトシンとの併用、あるいはフルコナゾールの使用が一般的です。クリプトコックスが原因の髄膜炎には、ミカファンギンは有効ではありません。