麦粒腫(ものもらい)<感染症>の症状の現れ方

 外麦粒腫は、まぶたが赤くなり(発赤)、はれ(腫脹(しゅちょう))、痛み(疼痛)が現れます。炎症が強い時は、はれも強く、まぶたが上がらなくなることもしばしばあります。
 内麦粒腫では、これらの症状は比較的軽く、まぶたをひっくり返すと、充血した眼瞼結膜とその真ん中に黄色い膿点がみられます。幼少時では、化膿性炎症がまぶたにとどまらずに眼窩内組織に波及し、きわめてまれですが、眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)に進展して死に至ることもあります。

麦粒腫(ものもらい)<感染症>の診断と治療の方法

 初期の発赤期には、ブドウ球菌などに効果のある抗菌薬、たとえばペニシリン系やセファロスポリン系の抗菌薬の内服と、点眼療法を行います。あるいは、ニューキノロン系抗菌薬も使われます。
 通常、抗菌薬と抗炎症薬の内服および点眼療法により、1週間ほどでほぼ完治します。膿瘍(のうよう)ができて、はれがひどい時には、膿瘍部を切開することもあります。排膿すると短期間ではれが消退し、1〜2週間で元どおりになります。痛みに対しては鎮痛薬を随時内服し、痛みを緩和させます。
 昔からいろいろな民間療法がありますが、それだけですませず、眼科専門医にきちんと診てもらうことをすすめます。