急性中耳炎<感染症>の症状の現れ方

 鼻水やのどの痛みなどのかぜのような症状に続いて、発熱、急に耳の奥に刺すような強い痛みが始まり、耳がふさがって聞こえにくく感じます。「耳が痛い」ことをうまく伝えられない乳幼児では、耳に手をやるしぐさ、泣いてぐずる、不機嫌で眠らないなどの行動がみられます。時に耳のなかから粘液が出てくる(耳だれ)ことで気づくこともあります。

急性中耳炎<感染症>の診断と治療の方法

 症状が軽く鼓膜の変化が少ない場合は、抗菌薬を使わず3日間鎮痛薬だけで様子をみます。軽症でも3日後改善しない場合に抗菌薬が処方されます。
 中等症、重症でははじめから抗菌薬が処方され、重症度に応じて抗菌薬の量を多く処方されることもあります。鼓膜の腫脹(しゅちょう)(はれ)が高度な場合や、抗菌薬を5日間使っても改善しない場合では、鼓膜を切開して中耳にたまった膿を吸い取ります。さらに抗菌薬の点滴をすることもあります。中耳炎の治療とともに鼻炎の治療も必要です。