肺膿瘍<感染症>の症状の現れ方

 寒気を伴う高熱、咳(せき)、痰、胸痛が初めに起こります。やがて痰に血が混じるようになり、色の濃い多量の痰が排出されます。

肺膿瘍<感染症>の診断と治療の方法

 強力な抗生物質を長期間使用し、嫌気性細菌に対する抗生物質も追加します。治るまで1〜2カ月かかり、治りにくい時には外科的切除術が行われます。病原菌と投与抗生物質の種類については肺炎と同じです。
 なお、A群β溶血性連鎖球菌(ベータようけつせいれんさきゅうきん)を始めとする口腔内に常在する緑色連鎖球菌群、そのなかでもとくにミレリグループ連鎖球菌によるものは、不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)(本人が気づかない誤嚥)から嫌気性菌と混合感染を起こし、肺膿瘍や膿胸(のうきょう)を起こします。誤嚥のエピソードは危険因子です。口腔ケア、歯周病の治療なども重要です。