ハンセン病<感染症>の症状の現れ方

 自覚症状のない皮疹(ひしん)(皮膚の表面にできる発疹)や、知覚障害によるやけどやけがなどで気づきます。ハンセン病の皮疹はかゆみのない紅斑(こうはん)、丘疹(きゅうしん)、結節、環状斑などさまざまで、ハンセン病に特異な皮疹はありません。
 皮疹にほぼ一致して知覚(触った感じ、痛み、熱い冷たいの感覚)が鈍くなったり麻痺を認めます。診断や治療が遅れると神経がはれたり、運動障害(手足が曲がるなど)を伴うこともあります。

ハンセン病<感染症>の診断と治療の方法

 治療はWHOの推奨する多剤併用療法に準じて行われています。抗生物質(リファンピシン、DDS、クロファジミン)を内服します。
 ハンセン病は治る病気ですが、早期診断、早期治療、確実な内服を心がけ、後遺症を残さず耐性菌(たいせいきん)をつくらないようにすることが大切です。らい菌が多い(多菌型)患者さんは1〜数年間、らい菌の少ない(少菌型)患者さんは6カ月間の内服で治ります。