水痘(みずぼうそう)<感染症>の症状の現れ方

 約2週間(10〜21日)の潜伏期ののち、丘疹性の水疱が全身に現れます。発疹はかゆみを伴い、紅斑、丘疹(きゅうしん)を経て短時間で水疱となり、かさぶた(痂皮)となります。発疹は頭髪のある部分、次いで体幹、四肢に現れますが、体幹に最も多く出現します。急性期には紅斑、丘疹、水疱、痂皮が混在することが特徴です。
 経過は一般的に軽症ですが、合併症として皮膚の二次性細菌感染、肺炎無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)、脳炎などがあり、免疫が低下している人がかかると命に関わる場合があります。

水痘(みずぼうそう)<感染症>の診断と治療の方法

 通常、フェノール・亜鉛華(あえんか)リニメント(カチリ)などを水疱に塗ります。抗ウイルス薬としてアシクロビルやバラシクロビルがあり、内服で症状を軽くすることができます。細菌の二次感染を起こした場合には抗菌薬の塗布、内服などが行われます。
 予防法は感染源の人との接触をさけることと、水痘ワクチンを接種することです。水痘ワクチンは接種を受けても10〜20%程度は水痘の患者さんと接触した場合に発症することがありますが、この場合の水痘は極めて軽症で発疹の数も少なく、非典型的であることが多いようです。2回の接種を受けておけば、より確実に予防できます。
 水痘の患者さんと接触した場合はできるだけ早く、少なくとも72時間以内に水痘ワクチンを緊急接種することで、発症の防止、症状の軽症化が期待できます。