ラッサ熱<感染症>の症状の現れ方

 潜伏期間は5〜21日です。症状は、発熱、倦怠感(けんたいかん)、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、咽頭炎(いんとうえん)症状、胸骨背部痛(きょうこつはいぶつう)、咳(せき)、結膜炎(けつまくえん)症状、顔面浮腫、紫斑、意識障害で、後遺症として難聴(なんちょう)を残すこともあります。感染者での正確な発症率や死亡率は明らかではありませんが、感染者のおよそ80%が軽症のラッサ熱を、20%が重症のラッサ熱を発症すると推定されています。

ラッサ熱<感染症>の診断と治療の方法

 治療は、対症療法(呼吸循環動態の維持、輸液・輸血、電解質補正など)が基本ですが、抗ウイルス剤のひとつであるリバビリンが、ラッサウイルスの増殖を抑制することが実験的に確認されています。発症早期にその薬剤が投与されれば治療効果を期待できます。
 日本の感染症法では、ラッサ熱は1類感染症に分類され、患者さんの治療は特殊隔離病室で施されます。