発疹チフス<感染症>の症状の現れ方

 潜伏期は1〜2週間です。寒気、頭痛、背部痛、四肢の筋肉痛を伴って突然発熱し、高熱が続きます。激しい頭痛や意識障害を伴い、重症例では昏睡(こんすい)に陥ります。
 発熱から4日前後に発疹が体幹にみられ、顔面を除く全身に拡大します。大きさは粟粒(ぞくりゅう)大から小豆大で、融合することはまれです。初めは淡紅色で指圧により消退しますが、やがて暗赤色となり指圧では消退しなくなります。
 およそ2週間で急速に解熱しますが、初感染後、体内にリケッチアが潜伏し、数年後に再発することがあります。

発疹チフス<感染症>の診断と治療の方法

 抗菌薬としてはテトラサイクリン系薬が有効で、通常、投与開始から3日以内に解熱します。少なくとも1週間は服薬します。適切な抗菌薬が用いられれば死亡することはありませんが、抗菌薬が使用されない場合、致命率は10〜60%です。