猫ひっかき病<感染症>の症状の現れ方

 3〜10日の潜伏期ののち、受傷部位に紅斑性丘疹(こうはんせいきゅうしん)が現れ、リンパ節の有痛性の腫脹(しゅちょう)(はれ)が認められます。発熱、寒気、食欲不振、倦怠感(けんたいかん)、全身の発疹、パリノー症候群(垂直注視麻痺(すいちょくちゅうしまひ))などを伴うことがあります。
 一般的には良性の病気で、多くの場合は自然に治ります。しかし、免疫機能の低下している患者さんでは、肝臓、脾臓(ひぞう)などに細菌性血管腫を起こすことがあり、また、脳症などの重い合併症も報告されています。

猫ひっかき病<感染症>の診断と治療の方法

 免疫機能が正常であれば、通常は自然に治るので、抗生剤による治療は行いません。免疫異常の患者さんや重症の場合にはアジスロマイシン、ドキシサイクリン、シプロフロキサシンなどの薬で治療を行います。