性器ヘルペス(女性)<感染症>の症状の現れ方


初発型(急性型)
 初感染の場合は、一般に症状が強いようです。外陰部(女性性器の外側の部分)の激しい痛み、排尿痛、鼠径部(そけいぶ)(ふとももの付け根)のリンパ節のはれや圧痛(押すと痛い)などが現れます。
 しばしば発熱や頭痛も伴います。外陰部には、小さな浅い潰瘍性(かいようせい)の病変(皮がむけたような状態)が多発します。時には水疱性(すいほうせい)(水ぶくれ)の病変も現れます。
 このような症状は、性行為などの感染の機会があってから2〜7日くらいおいて発症するのが普通です。

再発型
 再発の場合は、症状は比較的軽く、痛みはあまりなく、違和感、かゆみといった程度です。しかし、繰り返し再発すると大変わずらわしく、下着などが触れると痛んだりして、これらが精神的なストレスとなり、なかなか面倒です。
 疲れたり、月経が近くなったりすると発症する人が多いようです。

性器ヘルペス(女性)<感染症>の診断と治療の方法

 単純ヘルペスウイルスに有効な薬剤(ゾビラックスやバルトレックス)を、初感染では5〜10日間、再発では5日間程度、服用します。重症の場合は、入院して点滴静注も行われます。
 性器ヘルペスは、これらの薬を使って最初は治っても、再発することが少なくありません。単純ヘルペスウイルスには1型と2型があり、とくに2型の感染では再発頻度が高いことが知られています。1年に6回以上も再発する場合は、毎日継続的に抗ウイルス薬を服用する方法(再発抑制療法)が保険で行えるようになりました。この療法を行うと再発を抑えるばかりでなく、パートナーなどへの感染も防げるので、身心のストレスが軽減できます。