糸状虫症(フィラリア症)<感染症>の症状の現れ方

 感染して9カ月ほどは症状がありませんが、突然発熱し、下腿や鼠径部(そけいぶ)(腿の付け根)のリンパ管が炎症を起こし、リンパ節がはれて痛みを伴います。このような熱発作は4日〜1週間続きます。
 年に数回の発作を繰り返すうちに慢性化し、腕や脚の皮膚が浮腫(むくみ)を起こし、厚ぼったく硬くなっていきます。これが進むと病変部が象の皮膚のようになり、象皮病(ぞうひびょう)と呼ばれます。
 虫が鼠径部のリンパ管にいると、男性では陰嚢(いんのう)にリンパ液がたまって大きくはれあがることがあります。また、リンパ管と尿管がつながって、尿のなかに食事から吸収した脂肪分が出てくるようになることもあります。

糸状虫症(フィラリア症)<感染症>の診断と治療の方法

 駆虫薬(くちゅうやく)(スパトニン)で駆虫します。慢性化した象皮病などは駆虫では元にもどらないため、外科的に処置します。