イヌ回虫症<感染症>の症状の現れ方

 自覚症状がまったくないことも多いのですが、虫が肺を通る時に咳(せき)や発熱、胸痛などの症状が出ることがあり、アレルギーで皮膚に赤い発疹が出ることもあります。また、健康診断での超音波検査で、肝臓にいくつもの影が見つかることもあります。
 幼虫が眼に入ると、視力の低下、眼の痛み、眼の前を眼球の動きにつれてゴミが飛ぶような症状(飛蚊症(ひぶんしょう))が現れます。

イヌ回虫症<感染症>の診断と治療の方法

 駆虫薬(くちゅうやく)(アルベンダゾール)を内服します。ただし、この薬は胎児に影響するため、妊婦や妊娠の可能性のある女性には使えません。薬で肺の症状や肝臓の影は比較的早く消えますが、好酸球の値はなかなか下がらないことがあります。
 虫が網膜内にいて出血などの症状があれば、眼科で光凝固(ひかりぎょうこ)療法などを行います。