ジアルジア症<感染症>の症状の現れ方

 感染しても無症状のまま経過したり、一過性の水様性下痢から自然に治ったりすることも多いようです。重症例では、慢性の水様性・非血性の下痢から消化吸収不良を起こしたり、胆管炎(たんかんえん)・胆嚢炎(たんのうえん)を起こすこともあります。
 一般に健康状態が良好な日本人では、小児や老人、基礎疾患のある人以外は重症化することはまれです。

ジアルジア症<感染症>の診断と治療の方法

 治療には前述のアメーバ赤痢と同様に、メトロニダゾール、チニダゾールが用いられます。これらの薬では食欲不振、悪心(おしん)、嘔吐、下痢、全身倦怠感(けんたいかん)などの副作用のほか、変異原性(遺伝子に変異を起こす性質)、発がん性の可能性も指摘されているので、小児・妊婦などでは慎重に治療する必要があります。