カンピロバクター食中毒<食中毒>の症状の現れ方

 潜伏時間は1〜7日(平均2〜3日)で、他の食中毒菌と比較して長いのが特徴です。主な症状は、下痢(水様便、まれに血便や粘液便)、腹痛、発熱(37・5〜39・5℃が多く、40℃以上の高熱はまれ)です。このほか、頭痛、悪寒、倦怠感(けんたいかん)、筋肉痛などが現れることもあり、初期症状はかぜと間違われることもあります。2〜5日程度で回復しますが、時に長引いたり、ギラン・バレー症候群やフィッシャー症候群を起こすことがあります。

カンピロバクター食中毒<食中毒>の診断と治療の方法

 自然軽快することが多く、輸液や食事療法で大部分は治りますが、場合によっては適切な化学療法が必要です。第一選択薬は、エリスロマイシンなどのマクロライド系抗生物質、そしてホスホマイシンです。セフェム系抗生物質に対しては多くの菌株が自然耐性(たいせい)(薬が効かない)を示し、ニューキノロン系抗生物質に対しては耐性菌を誘導することがあり、耐性菌も増加しているので注意が必要です。