有機溶剤中毒、シンナー中毒<中毒と環境因子による病気>の症状の現れ方

 急性中毒では多幸感(たこうかん)、頭痛、めまい耳鳴り、吐き気・嘔吐、不穏(ふおん)、意識障害などが現れます。死因は、過度の麻酔作用による呼吸抑制、心室細動(しんしつさいどう)、肺水腫(はいすいしゅ)などです。
 有機溶剤には皮膚刺激作用があり、接触によって発赤、びらん、水疱(すいほう)形成などが生じます。シンナー遊びでは羞恥心がなくなり、幻覚(げんかく)や幻聴(げんちょう)が現れ、少々の刺激で異常行動を起こします。慢性中毒では造血機能の低下、中枢神経系の変性(脳萎縮(のういしゅく))が注目されています。

有機溶剤中毒、シンナー中毒<中毒と環境因子による病気>の診断と治療の方法

 催吐や胃洗浄は禁忌(きんき)です。吸着剤(活性炭)の投与と対症療法で対応します。