口腔アレルギー症候群<アレルギー疾患>の症状の現れ方

 シラカバ(カバノキ科、北海道などに多い)、オオヤシャブシ(カバノキ科、西日本に多い)、ブナ科(シラカバと同じブナ目、関東に多い)などによる花粉症の患者さんに多くみられます。これらの花粉症のある人が、とくに果物・野菜などを食べたあと、多くの場合は15分以内に、食べ物に直接接触した口唇や舌、咽頭がかゆくなったりはれたりします。じんま疹が出たり、目や鼻の花粉症のような症状や、吐き気、腹痛や下痢などの消化器症状が出ることもあります。
 また、いわゆるアナフィラキシーの症状になり、喘息(ぜんそく)発作を起こして呼吸困難が生じたり、重い場合はショックに至ることがあります。

口腔アレルギー症候群<アレルギー疾患>の診断と治療の方法

 まず、原因と考えられる食べ物の摂取を避けることが最も重要です。症状が重い場合は救急的に医療機関で受診し、喘息発作やショックに対する対策が必要になることがあります。薬物治療としては、抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬や、ステロイド薬の内服を一定期間行う場合があります。