慢性腎臓病(CKD)<腎臓と尿路の病気>の症状の現れ方

 病期1〜2までは、無症状であることがほとんどですが、病期3以降になるとさまざまな症状が出現します。病期3では夜間尿、軽度の高窒素血症(こうちっそけっしょう)、高血圧(軽症)が、病期4では多尿、貧血、中等度の高窒素血症、代謝性(たいしゃせい)アシドーシス、高リン・低カルシウム血症、高血圧(中等度)が認められます。さらに病期5では、著明な高血圧、浮腫(ふしゅ)(むくみ)、肺水腫(はいすいしゅ)、貧血、消化器症状(悪心(おしん)、嘔吐(おうと)など)、循環器症状(うっ血性心不全、不整脈、胸痛など)、皮膚症状(かゆみ、色素沈着など)、神経症状などの尿毒症(にょうどくしょう)症状が出現し、放置すると死に至ります。

慢性腎臓病(CKD)<腎臓と尿路の病気>の診断と治療の方法

 CKDには、多くの原因疾患が含まれるため、原疾患に対する治療法を選択することになります(詳細は、各論を参照)。
 しかし、いずれにおいても一般療法(生活習慣病・メタボリックシンドロームの是正、感染予防、運動など)、食事療法(減塩・低蛋白食、エネルギーコントロール食など)、薬物療法(レニン・アンジオテンシン系阻害薬、カルシウム拮抗薬、副腎皮質ステロイド薬、免疫抑制薬、血糖降下薬など)、手術のなかから選択されます。