再発性多発軟骨炎<膠原病と原因不明の全身疾患>の症状の現れ方

 発症は比較的急で、寛解(かんかい)(症状が落ち着いている状態)と増悪(ぞうあく)(ますます悪くなる状態)を繰り返します。耳介軟骨(じかいなんこつ)に初発することが多く、耳介の疼痛(とうつう)、発赤(ほっせき)、変形を来します。また、関節軟骨、鼻の軟骨の障害頻度が高く、関節痛や鼻すじの変形(鞍鼻(あんび))をきっかけに診断されることも少なくありません。
 とくに注意が必要なのは気管軟骨炎で、軟骨破壊の結果、呼気時に気管が狭くなり、喘鳴(ぜんめい)、呼吸困難が生じることがあります。その他、眼症状(強膜炎など)、血管炎、腎炎(じんえん)、膠原病(こうげんびょう)などを合併することがあります。

再発性多発軟骨炎<膠原病と原因不明の全身疾患>の診断と治療の方法

 軟骨破壊を防ぐために、炎症を抑えることが重要です。軽症では、非ステロイド性抗炎症薬や少量のステロイド治療が行われます。気管軟骨炎などの重症の場合は、大量のステロイド療法を行うとともに、メトトレキサート、シクロフォスファミドなどの免疫抑制薬を使用する場合があります。
 また、気管軟骨炎では気管狭窄(きょうさく)による気道閉塞(へいそく)のため気管切開、ステント挿入、気管形成術など外科的治療が必要なことがあります。呼吸器症状に注意して、早めに主治医と相談することが大切です。