角化異常症<遺伝的要因による疾患>の症状の現れ方

 尋常性魚鱗癬や伴性劣性魚鱗癬では皮膚が魚の鱗(うろこ)状に見えます。
 道化師様魚鱗癬では分厚い角層に大きい亀裂を伴って生まれてきます。
 非水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症では、全身の潮紅(ちょうこう)と薄い膜様の大きな角層に包まれた状態(コロジオン児)で生まれることがあります。成長とともに角層肥厚と落屑が生じますが、このような症状は次第に増強する場合もあれば、軽快する場合もあります。
 水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症では乳児期には水疱形成が目立ち、年齢とともに全身の角層が肥厚し、縞模様を示すようになります。
 掌蹠角化症では乳児期より角層の肥厚が掌蹠(手の平や足の裏)に限局して生じます。年齢とともに角層肥厚が増強し、亀裂、疼痛を伴います。

角化異常症<遺伝的要因による疾患>の診断と治療の方法

 症状の程度に応じて、角質融解薬、活性型ビタミンD3外用薬、エトレチナート、サリチル酸ワセリンを組み合わせ、生活の質(QOL)の改善を目指した治療を行います。