心臓の収縮と拡張(拍動)について

心臓は、収縮して心臓内の血液を動脈中に押し出し、拡張して静脈から血液を受け入れる役割を担(にな)っています。このようなポンプ作用は心臓壁を構成している心筋(しんきん)によって行われますが、その運動は自動的に一定のリズムで繰り返しています。

これを拍動(はくどう)といいます。1分間の平均心拍数は成人男子が62~72に対し、女子は70~80、また、高齢者は少なく、子どもは多くなっています。

心筋は自動的に収縮・弛緩(しかん)を繰り返しますが、これは特殊な筋線維によって行われ、右心房の洞房(どうぼう)結節に始まります。洞房結節からの興奮が左右の心房に伝わって心房が収縮します。

洞房結節からの興奮は房室(ぼうしつ)結節、房室束(ヒス束)、プルキンエ線維と伝わり、その刺激が左右心室に達すると、左右の心室はほとんど同時に収縮します。この経路を刺激伝導系といいます。