呼吸について

呼吸運動は、吸息(きゅうそく)と呼息(こそく)の運動で肺胞内の換気を行う行為です。吸息は、外肋間筋(がいろっかんきん)や横隔膜(おうかくまく)の収縮により、胸腔を拡大して行われ、呼息は、内肋間筋の収縮、横隔膜の弛緩(しかん)により、胸腔を縮小して行われます。

胸式呼吸…主に肋間筋のはたらきによります。

腹式呼吸…主に横隔膜のはたらきによります。

胸腹式呼吸…胸式(きょうしき)呼吸と腹式(ふくしき)呼吸を併用した呼吸型。普通はこの型で呼吸しています。

呼吸数…健康な成人では、普通15~17回分で、睡眠時には少なく、運動時には増加します。安静時に1回の呼吸で出入りする空気の量を1回換気量といい、約500mlです。

肺活量…最大に息を吸い、ついで最大に息を吐いたときの呼吸量をいい、成人男性では3000~4000ml、女性で2000~3000mlです。そのうち右肺は約55%、左肺は約45%を占めます。

呼吸の調節…一般には延髄(えんずい)の呼吸中枢により、反射的に規則正しいリズムで行われます。

*胸郭…胸腔を取り囲む、脊柱(胸椎)と肋骨と胸骨で形づくられた骨格。