表皮・真皮・毛・爪・皮膚腺について

表皮…皮膚の最外層をなし、重層扁平(へんぺい)上皮からでき、5層に区別されます。表面第1層は角質層で、手掌(しゅしょう)や足底ではとくに厚く丈夫です。角質層は、古くなったものはフケやアカとして落ちていき、下から新しい皮膚が出てきます。

真皮…密な線維性結合組織からなり、血管や神経が分布しています。表皮に接するところでは無数の乳頭が突出し、毛細血管や感覚神経終末(触覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚などの皮膚感覚を分担し受け持っている)がみられます。

皮下組織…疎性(そせい)結合組織からでき、多量の脂肪細胞(皮下脂肪)を有します。皮下組織内を皮静脈、皮神経が走行します。

…毛は、皮膚中にある毛根と、皮膚表面に出ている毛幹からなります。毛根は毛包(もうほう)に包まれ、脂腺と立毛筋(りつもうきん)(交感神経支配)が付着しています。毛根の毛球部にはメラニン色素を作り出す細胞があります。

…爪は指の末節にある角質板で、主体を爪体(そうたい)、皮膚内に埋まっている基部を爪根(そうこん)といいます。

皮膚腺…皮膚腺には、脂腺、乳腺、汗腺があります。汗腺は腋窩(えきか)、乳輪、肛門周囲などの毛根部にあるアポクリン腺と、毛とは無関係に全身皮膚に分布するエクリン腺とがあります。

エクリン腺は、とくに手掌・足底に、また腋窩・陰嚢・大陰唇や前頭部にも豊富に存在し、体温調節や精神的な緊張、感動によっても発汗がおこります。