尿・排尿の異常について

尿は腎臓(じんぞう)でつくられています。腎臓に入ってきた血液を濾過(ろか)し、体に不要な老廃物を水といっしょに「尿」として排泄しています。しかし、何らかの原因で体に異常が起こると、尿の性状(色やにおいなど)や尿の量が変化したり、排泄のメカニズムに支障が起こることがあります。腎臓は肝臓と同様、沈黙の臓器と呼ばれ、なかなか症状を表に現しません。それだけに早期発見が重要となり、日々、尿の性状や量を観察し、排尿に異常がないかなどに気を配っておきたいものです。

尿・排尿の異常から考えられる主な病気

多尿

気になる症状 疑われる病気名
口渇、多飲
吐き気、嘔吐
多食、体重減少
食欲不振
筋力低下、四肢麻痺
むくみ
血尿、とくに夜間の多尿、貧血、高血圧

乏尿・無尿

気になる症状 疑われる病気名
むくみ
血尿、血圧の上昇、子どもに多い
血圧の低下
吐き気、嘔吐、貧血、集中力低下、意識障害
息切れ、夜間発作性呼吸困難症、体重増加
激しい下痢・嘔吐、やけど、出血、心筋梗塞、心筋症、膵炎、肝硬変、ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎、急性進行性腎炎症候群、膠原病、血栓性血小板減少性紫斑病などさまざまな原因によって起こる