尿の色について

尿は腎臓(じんぞう)でつくられています。腎臓に入ってきた血液を濾過(ろか)し、体に不要な老廃物を水といっしょに「尿」として排泄しています。しかし、何らかの原因で体に異常が起こると、尿の性状(色やにおいなど)や尿の量が変化したり、排泄のメカニズムに支障が起こることがあります。腎臓は肝臓と同様、沈黙の臓器と呼ばれ、なかなか症状を表に現しません。それだけに早期発見が重要となり、日々、尿の性状や量を観察し、排尿に異常がないかなどに気を配っておきたいものです。

尿・尿の色から考えられる主な病気

赤色~赤褐色(血尿)

気になる症状 疑われる病気名
むくみ、高血圧
乏尿
多尿、全身倦怠感、疲れやすい
腹部・腰部・背部痛
発熱
寒気、ふるえ、頻尿
頭痛、吐き気
腹部腫瘤、体重減少
立位で痛みが増強、排尿障害
吐き気、嘔吐
冷や汗、不安感
頻尿、排尿痛、残尿感など排尿障害
下腹部痛
その他

黄褐色~茶褐色

気になる症状 疑われる病気名
黄疸
右上腹部痛
発熱
かぜ様症状
意識障害
吐き気、嘔吐、手掌紅斑、クモ状血管腫、女性化乳房
腹部の張り・しこり

ワイン・コーラ色

気になる症状 疑われる病気名
皮膚の露光部の紅斑・はれ・水疱、手指の皮膚の萎縮・拘縮
動悸・息切れなど貧血症状
黄疸
起床時の尿がコーラ色

その他

疑われる病気名
  • そのほか、薬によって尿に色の出るものもいろいろあります。服用前に「説明書」をよく読んでください。