発疹について

皮膚に現れる肉眼的変化を発疹(ほっしん)といいます。皮膚自体の病気、皮膚以外の病気、薬物、心因性によるものなどさまざまな原因で起こり、かつ発疹の種類も次の頁の表に示すように非常に多彩です。原因によって治療法も異なりますので、発疹ができたら早いうちに皮膚科を受診することが必要です。

発疹から考えられる主な病気

紅斑

気になる症状 疑われる病気名
発熱などに伴って両頬に蝶が羽を広げたような形の紅斑、関節痛
まぶた・手指・爪周囲・肘・膝などに紅斑、筋力低下
手や足に親指の頭くらいの円形の紅斑が多発
膝より下に円形・不規則形の紅斑が多発
発熱とともに顔・首・上半身を中心に境界明瞭な隆起した紅斑
発熱とともにサーモンピンク色の紅斑、関節痛
親指や小指のつけ根が異常に赤くなる(手掌紅斑)
帯状に並ぶ紅斑と小水疱、その部分に一致する神経痛様の痛み
体幹・四肢に鱗屑をのせた紅斑が多発、長期持続ののち潰瘍に

紫斑

気になる症状 疑われる病気名
四肢とくに下肢に粟粒大~米粒大の点状の紫斑が多発
全身に点状・斑状の紫斑、鼻・口腔粘膜出血、血尿、下血
下腿に多数の点状紫斑、繰り返すうち大腿、腰臀部へ拡大
主に下肢・臀部に左右対称の紫斑、腹痛、膝・足関節の痛み

色素異常

気になる症状 疑われる病気名
いわゆるしみ、頬・額・上唇などに左右対称に出る褐色斑
いろいろな大きさや形の白斑
足裏・指・爪の下・背部・下肢などに褐色・黒色のシミ・ホクロ

丘疹

気になる症状 疑われる病気名
まぶた・首・外陰部に乳白色~黄色の蝋のような丘疹
毛包に一致した赤い丘疹あるいは中央にうみをもった丘疹
猫にひっかかれたのち紅色の丘疹、リンパ節のはれ、発熱

水疱

気になる症状 疑われる病気名
口のなかをはじめ健康な皮膚に突然できる水疱
手のひら・手指・足の裏に突然透明な小水疱が多発
神経痛様の痛みののち、主に神経の走行に沿って紅斑・小水疱

結節

気になる症状 疑われる病気名
全身の関節のこわばり・痛み・はれ、前腕などの皮下結節
手指の関節のはれ・痛み・不快感、ヘバーデン結節
眼・鼻・耳などの周囲に黒色~黒灰色の結節、その辺縁に小結節

びらん・潰瘍

気になる症状 疑われる病気名
顔面・頭部などに盛り上がったその中央に潰瘍、しばしば悪臭
主に下腿の下3分の1のところにしつこい潰瘍・むくみ
口中・陰部に潰瘍、四肢に結節性紅斑、眼に紅彩毛様体炎