医療には「予防医学」と「治療医学」がありますが、現在、とくに注目されているのが予防医学です。日本人の平均寿命は延びる一方ですが、寝たきりの期間を最小限にし、健康で長寿を全うするためには、予防医学を活用して病気を未然に防ぐことが何より大切です。

 糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、かなり進行しないと自覚症状が現れません。また、死亡率に占める割合をじわじわ高めているがんは、何年もかかって進行するケースが少なくありません。

 しかし、これらの病気も早期に芽をみつけて治療を始めれば、進行を食いとめることも治癒させることもできます。そのために、健康診断(健診)を活用し、病気のいち早い発見に努めていくことが大切です。

(執筆者:和田 高士