症状別応急手当(2) - 救命・応急手当
嘔吐した(吐いた)
【1】背中をさすって、吐きたいだけ吐かせる。
【4】状態をよく観察。
- 水や薄い塩水を飲ませると、吐くのが楽になる
- 吐いた物は手早く片づけ、薄い塩水か水で口をよくすすがせる。吐いた物が周囲にあると、また吐き気を誘うので、注意する
- 吐いた物はとっておき、あとで医師に見せる
- 再び吐くことに備え、洗面器を用意しておく
【4】状態をよく観察。
- 嘔吐が止まらない
- 頭痛、めまいがある
- 麻痺がある
- 胸が痛い
- 激しい腹痛が続く
- 呼吸の状態がおかしい
- 意識が混濁している
など、ひとつでもあれば、すぐに119番に通報する
【5】意識がない、または非常に反応が鈍くなってきたら、心肺蘇生法を、救急車が来るまで続ける。
血を吐いた
血を吐く場合には、吐血と喀血があります。吐血は食道や胃・十二指腸などからの出血で、真っ赤または暗赤色、コーヒーかすのような色の血を吐きます。喀血は気管支や肺からの出血で、咳込みながらまっ赤な血を吐きます。
【1】大量の出血なら、ただちに119番に通報する。
- 少量でも、あとで大出血する怖れがあるので、すぐに医師へ連絡し指示をあおぐ
- トイレなどで吐いた時は、それを流さないようにする。救急隊の人に出血の量を見てもらうと、医師の治療の参考になる
- 出血に動揺せず落ち着いて手当する
- 再び吐くことに備え、洗面器を用意しておく
- 喀血の場合はなるべく咳をさせ、吐き出させると呼吸が楽になる
- 吐き終えたら、薄い塩水か水でうがいをさせる
- 吐いた血を飲み込まないように呼吸を整えさせる
- 再び血を吐かないように話をさせない
- 吐いた物は、すみやかに片づけ、本人に見せないようにする。吐いた物は取っておき、あとで医師に見せる
- 汗が出ない程度に毛布などで保温する
- のどが渇くなら、氷の小片をガーゼに包んで含ませる
- 医師の診断があるまで飲食は禁止、うがい程度にする
※感染予防のため、血液には直接触れないこと。できればゴム手袋やビニール手袋を使用する。
けいれんを起こした
【1】二次的なけが、やけどなどの事故を起こさないように、まわりにある危険物を取り除く。
※重要注意点
【4】状態をよく観察。
※重要注意点
- ひきつけの最中に、いきなり抱いて動かさないこと
- 無理に押さえつけない
- 大声で呼んだり、ゆすったりしない
- 水をかけたりしない
- 無理に口をこじあけて、ハンカチやスプーンなどを入れない
- 部屋をやや暗くする
- 熱があるなら、氷嚢(ひょうのう)や蓄冷(ちくれい)剤などで冷やす
- 吐いた物が見えたら、反応のある傷病者の場合は吐き出すように指示する。特別な異物の除去は行わない
【4】状態をよく観察。
- 5分以上、けいれんが続く
- 短時間にけいれんを繰り返す
- 熱がないのにけいれんしている
- 体の片側が強くけいれんしている
- 白眼をむいたり、眼つきがおかしい
- 意識がない、朦朧としている
- 治まったあとも意識が朦朧としている
- 嘔吐を繰り返す、吐瀉物をつまらせる
- 麻痺がある
など、すぐに119番に通報する
【5】意識がない、または非常に反応が鈍くなってきたら、心肺蘇生法を、救急車が来るまで続ける。体重や血圧、食事を記録をして健康的なからだ作りをしよう










