疑われる病気と対処のしかた

 37℃以上の熱が1週間以上続く場合は、まず病院を受診してください。

 病院では採血して白血球・CRP・血沈などを測定します。これらの値が異常であれば、体のなかに炎症が起こっていることになります。

 炎症の原因は、病原体(細菌など)による感染だけでなく、リウマチ関連の病気や腫瘍など、広範にわたります。微熱を主症状として来院された場合、筆者は感染のなかでも結核を常に念頭において診察しています。抗生剤などの一般的な治療で炎症が治まればよいのですが、治療にもかかわらず炎症が続いている場合は、CTを含めた精密検査が必要になります。かかりつけ医と相談してください。

 血液検査で、炎症の有無を示す白血球などに異常がない場合、微熱の原因として考えられるものに、脱水やアレルギー、甲状腺機能亢進症、感冒後微熱があります。アレルギーは薬剤によることが多いので、内服している薬の一覧を持参してください。

 感冒後微熱は、感冒(かぜ)などで高熱が出たあと、数カ月にわたって微熱が続く状態で、病気ではありません。高熱のあと体温が高くセットされた状態で微熱が続きますが、しばらくすると平熱にもどるので、様子をみていてよいと考えます。甲状腺機能亢進症では、微熱以外に動悸や体重減少などの症状を伴い、血液検査で診断されます。

(執筆者:服部 明徳