まんせいこうとうえん慢性喉頭炎

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耳鼻咽喉科
初診に適した科

慢性喉頭炎とはどんな病気か

 急性喉頭炎が治りきらないまま、喉頭の炎症が慢性化した状態です。

原因は何か

 急性喉頭炎の反復、あるいは上気道や下気道からの炎症の波及、とくに副鼻腔炎(ふくびくうえん)の後鼻漏(こうびろう)(蓄膿症(ちくのうしょう)のうみが鼻からのどに垂れてくること)が原因になります。塵埃(じんあい)や刺激ガスに慢性的にさらされる職業や、のどを酷使する職業も原因になります。また、喫煙習慣による慢性喉頭炎も多くみられます。

症状の現れ方

 声がれ(嗄声(させい))、声が出しにくい、のどの異物感、咳(せき)などの症状が現れます。

検査と診断

 間接喉頭鏡検査や喉頭ファイバースコープ検査で喉頭を観察し、喉頭粘膜の発赤、浮腫(むくみ)などを確認することにより容易に診断できます。しかし、慢性喉頭炎と似た症状を示すものに喉頭がん、喉頭結核(けっかく)、声帯ポリープなどがあり、これらの疾患と区別することも重要です。とくに、ヘビースモーカーの人は喉頭がんとの区別が必要です。

治療の方法

 まず、原因の除去が大切です。上気道炎や下気道炎が原因であればその治療、喫煙が原因であれば禁煙、塵埃・のどの酷使などが原因であればそれらへの対策や生活環境の改善が必要です。
 薬物治療は症状が強い場合や急性の増悪が認められた時に行いますが、消炎薬、鎮咳(ちんがい)薬、抗生剤の経口投与や抗生剤、ステロイドホルモンなどのネブライザー吸入が行われます。

慢性喉頭炎に気づいたらどうする

 前述のような慢性の刺激が原因になっているので、治るまでに時間を要することが多いのが現状です。また、似た症状を示す喉頭がん声帯ポリープなどの他の疾患との区別も重要です。とくに2週間以上声がれなどの症状が続く場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。

(執筆者:塩谷 彰浩

※初診に適した科を掲載しています。なお病院・診療所によって診療科目の区分は異なりますので、受診の際はよくご確認ください。


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