だっこう脱肛
- 【肛門科】
- 初診に適した科
脱肛とはどんな病気か
肛門や直腸の下のほうの粘膜が肛門外に脱出する病気です。肛門粘膜脱(こうもんねんまくだつ)ともいいます。内痔核(ないじかく)が進んで、肛門の外に脱出するようになった状態を指すこともあります。
原因は何か
粘膜脱を生じる原因にはさまざまなものがあります。加齢で肛門括約筋(かつやくきん)が弱くなり、また肛門や直腸粘膜を支えている組織が弱くなって粘膜が脱出するようになったものがあります(図10)。
また、肛門の手術を受けたあとの障害でなったものもあります。しかし、最も多いのは内痔核の程度が進んでなったものです。
症状の現れ方
粘膜は分泌液を分泌しますが、肛門外へ粘膜が脱出することで粘膜部分が刺激を受け、分泌液が増加します。下着が汚れたり、肛門周囲に分泌液が付着することで湿疹が生じ、痛がゆくなったり、ジメジメとべとついたりします。また、粘膜部分は弱いので肛門外に脱出するとこすられて傷つき、そのために出血や痛みがみられます。
痔核の脱出によるものでは時に脱出したまま(痔核の嵌頓(かんとん)状態)となり、激しい痛みが現れ、一部に壊死(えし)、感染がみられ、腐ったり、ひどくなると発熱することもあります。
治療の方法
根治的にしっかりと治すには、粘膜の脱出部分に外科的な治療をすることが必要です。ゴム輪結紮(けっさつ)療法で粘膜脱部分を処置したり、手術的に痔核切除に準じて切除したりします。
肛門の締まりが悪くなって生じているものには、手術的に肛門の出口にナイロンなどのリングを挿入し締めることも行われます。
痔核脱出により嵌頓状態となった場合は、嵌頓痔核と同様に処置します。
脱肛に気づいたらどうする
肛門周囲の衛生に留意します。入浴時や排便後は、温湯で肛門周囲を十分に洗い、洗ったあとは乾燥させておくようにして肛門周囲を清潔に保つように努力します。下着は通気性の良いものをつけるようにします。また刺激物の摂取、アルコールなどはひかえます。
意識的に括約筋を締める運動をして肛門の締まりをよくすることも、粘膜の脱出の防止に効果的なことがあります。
以上の注意をしていても粘膜脱による出血、脱出、痛みがひどくなるようならば、坐薬・軟膏などを使い、肛門周囲の粘膜脱による炎症を抑えるようにします。それでも良くならなければ、外来処置、手術などの外科的処置を考えます。
(執筆者:岩垂 純一)
※初診に適した科を掲載しています。なお病院・診療所によって診療科目の区分は異なりますので、受診の際はよくご確認ください。
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