けっせんせいがいじかく血栓性外痔核
- 【肛門科】
- 初診に適した科
血栓性外痔核とはどんな病気か
肛門の外痔核に血栓が生じて小さな塊を形成し、そのためにはれ、痛みを伴うようになる病気です。元来、痔の気のない人にも、突然発症することがあります。
原因は何か
肛門周囲の外痔静脈叢(そう)という、血管が網の目のようにたくさん集まっている部分の血管内に内出血をして血栓が形成され、腫脹(しゅちょう)した病気です。
下痢、便秘でいきんだ時、スポーツで肛門部に負担がかかった時などに突然生じます。
症状の現れ方
急激にズキンズキンとした重苦しい鈍痛(どんつう)が生じます。力を入れようとしても肛門の痛みのために力が入らないこともあります。
肛門周囲には、青黒く透けてみえる、エンドウ豆大の丸い塊(血栓)が現れます。普通は1個ですが時には数個のこともあります。それが破けると血の塊が顔を出し、出血することもあります。
治療の方法
保存的に治します。坐薬、軟膏を使い、ひどければ抗炎症薬、消炎酵素薬、消炎鎮痛薬を内服します。1週間以内に痛みはとれ、血栓は1カ月以内に吸収されなくなります。
血栓が大きく、治りが悪ければ外来で局所麻酔をしたうえで、手術的に切開を加えて血の塊を除去します。
血栓性外痔核に気づいたらどうする
とりあえずは温めることです。入浴を十分に行い、温めることが痛みをとり、早く治すのに重要です。入浴時だけでなく、即席カイロのようなもので下着の上から温めるのも効果があります。
肛門部をきれいにしておくことも必要です。入浴の際だけでなく排便後も肛門を紙でふくだけでなく温湯できれいに洗うようにします。洗ったあとは十分に乾燥させておくことも重要です。
肛門に負担をかけないように激しいスポーツは避け、アルコール、刺激物の摂取もひかえます。それでもズキンズキンとした痛みがとれなければ、早めに受診して外用薬、内服薬の投与を受けます。
(執筆者:岩垂 純一)
※初診に適した科を掲載しています。なお病院・診療所によって診療科目の区分は異なりますので、受診の際はよくご確認ください。
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