アデノイドから検出されたことから名づけられたウイルスで、アデノは「腺」を表すギリシャ語。感染すると扁桃腺やリンパ節で増殖し、呼吸器感染症の原因となるほか、胃腸炎や結膜炎、膀胱炎などを起こすこともある。直接接触や飛沫(ひまつ)、便などから感染し、ウイルスに対する特効薬はないため治療は対症療法となる。一般的に病原性は強くないが、乳幼児などで重症肺炎を起こすこともある。アデノウイルスが原因となる流行性角結膜炎(はやり目)や咽頭結膜熱(プール熱)は、学校感染症に指定されている。