ウイルスや細菌が母親から子どもへと直接感染すること。HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の主な感染経路の一つ。HIVに感染している母親が無治療で出産する場合は、20〜30%の確率で子どもがHIVに感染するといわれている。感染機会の一つは胎内。母親の子宮内にいるとき、胎盤を通じて感染することがある。次は生まれてくるとき、産道を通過する際に産道出血の血液を浴びることで感染の可能性がある。さらに生まれてからも、母親の母乳にHIVが含まれていて感染することもある。妊娠中から抗HIV薬の内服で体内のHIV量を減らし、胎内感染および、産道感染は妊娠35〜36週目の帝王切開で、母乳感染は粉ミルクで代用することで、母子感染は2%未満にまで防ぐことができる。