体を構成する細胞を包んでいる細胞膜の材料となる脂質。脳、神経系、筋肉などの重要な器官に多く蓄えられている。1日に必要なコレステロール量は1〜1.5グラムで、その3分の2は肝臓、小腸、副腎などで合成され、3分の1は食事からとり込まれる。食べ過ぎや運動不足などが長く続くと脂質の代謝がうまくいかなくなり、高LDLコレステロール血症などの脂質異常症を招く。一方、必要量が不足すると細胞膜が弱くなったり、血管がもろくなったり、神経細胞の働きが低下する。また、体のいろいろな機能を調節する各種ホルモンや、脂肪の消化を促進する胆汁酸などの原料にもなるので、その不足はさまざまな不調となって現れる。