百日咳菌による呼吸器感染症。くしゃみ、鼻水、せきなどのかぜ症状から始まり、次第にせきの回数が増えていく。コンコンと途切れなくせき込んだあと、一気に息を吸い込むため「ヒュー」と笛のような音が聞こえるせき発作をくり返す。乳児は重症化しやすく、新生児では命にかかわることもある。以前は子どもの病気と考えられていたが、近年は大人の発症が増えている。大人は症状が軽く、気づかないまま小児への感染源となってしまう危険がある。日本では乳幼児期に三種混合ワクチンによる予防接種が行われているが、最近、小学校高学年の半数で免疫が失われているという調査報告が出ている。