骨がすかすかになって骨折を起こしやすくなる骨粗しょう症の原因として、以前は骨密度の低下が重視されていたが、骨密度が低くなくても骨折する場合があることから、近年は、「骨質」も加えた「骨強度」が重視されるようになっている。2000年に開催された米国国立衛生研究所のコンセンサス会議において、骨粗しょう症は「骨強度の低下によって骨折のリスクが高まることを特徴とする骨格の病気」と定義され、骨強度は、骨密度と骨質の両方を合わせた総合的な状態とされた。骨強度を決定する因子のうち、骨密度以外の骨の構造や代謝などが骨質という表現でまとめられている。