従来骨粗しょう症の原因としては骨密度の低下が重視されていたが、近年は「骨質」も加えた「骨強度」が重視されるようになっている。米国国立衛生研究所が発表した骨粗しょう症の定義によると、骨粗しょう症は「骨強度の低下によって骨折のリスクが高まることを特徴とする骨格の病気で、骨強度は、骨密度と骨質の両方を合わせた総合的な状態」とされている。コラーゲン(カルシウムとともに骨の主な成分である繊維状のたんぱく質)やコラーゲン同士をつなぐ梁(はり)の状態、骨の新陳代謝の状態、小さな損傷や骨折の蓄積、などを骨質といっている。ビタミンB12・D・K、葉酸などは、骨質を高める可能性があると考えられている。