腹部大動脈から分岐して腎臓につながる腎動脈が狭くなる病気で、動脈硬化によるものがほとんど。自覚症状に乏しいため発見されにくいが、推計患者数は全国で約250万人にのぼる。高血圧を起こしやすく、重症化すれば慢性腎疾患や腎不全を起こして人工透析が必要になる場合もある。最近は狭心症や心不全を起こすことも分かってきた。薬を飲んでも高血圧がなかなか改善しない、心臓や首、脚などに動脈硬化がある場合などは、腎動脈狭窄症が疑われる。診断は超音波検査やCT検査、MRI検査などによって行われ、治療は薬物療法と血管内治療(腎動脈ステント留置術)が主流になっている。