重い病気やけがの治療などで入院したり、治療が長引くなどで高額な医療費がかかった場合、患者の経済的負担を軽減するために健康保険で設けている制度。医療機関や薬局の窓口で支払った1カ月分の医療費が一定の金額(自己負担限度額)を超えたとき、その超えた分が「高額療養費」として健康保険から払い戻される。対象になる医療費は公的医療保険で受診したものに限られ、保険外診療の費用、入院の食事代・差額ベッド代などは含まれない。自己負担限度額は年齢や所得によって異なる。上位所得者にも低所得者にも該当しない一般の場合(平成23年1月現在)は、70歳未満だと8万100円+(総医療費−26万7,000円)×1%、70歳以上だと外来(個人ごと)1万2,000円、外来+入院(世帯合算)4万4,400円となる。