体を動かさない状態が続くことが原因で心身の機能が低下していく病気。医学用語では「廃用症候群」といって、「廃用」は使わないことを意味する。高齢者や持病のある人に起こりやすく、寝たきりの原因にもなる。安静状態を続けると、筋力が低下したり関節が固まるなどの運動器官の機能低下だけでなく、心肺や自律神経、精神・知能にも低下がみられる。高齢者ではその範囲が大きく、進行が早い。また、一旦起こると悪循環に陥りやすく回復には相当の時間を要するため、予防が最も大切である。入院などがきっかけとなることが多いが、災害時の避難生活などでも多発することから、東日本大震災発生後、厚生労働省などは注意を呼びかけている。