標高が高くなるほど気圧が低くなり、大気中の酸素濃度も低くなるが、高地ではその環境に順応できずに呼吸器や循環器、中枢神経にかかわる症状を起こすことがあり、これを高山病と呼んでいる。主な症状は頭痛、息切れ、吐気、めまい、倦怠感、手足のむくみなどで、二日酔いのような症状から「山酔い」ともいわれる。軽いものは1〜2日で自然に治るが、重症の場合は高地脳浮腫や高地肺水腫を起こして死亡することもある。高山病を予防するには、休憩をとりながらゆっくり登ること、常に深呼吸を行い、水分補給を十分行うことが大切。通常、高地に慣れていない人が海抜2,500m以上の場所に数時間で達した場合、急性高山病を発症するとされる。