体の深部温度が低下し(直腸温で35度以下)、体の機能に支障をきたした状態のこと。春山や夏山登山で死者が出ていることから注目を集めている。人間は食事や筋肉の運動によって熱をつくり、無意識に体温を調整し一定に保っているが、つくる熱よりも奪われる熱のほうが多い状態が続くと体温が低下してしまう。気温が低くなくても、雨や汗などで体が濡れた状態で風に吹かれたりすると体の熱が奪われる。症状は震えや眠気などで、進行すると意識障害などが起こり心停止に至ることもある。単なる疲れと見逃されやすく、早い段階から判断力が低下することから、重大な結果を招きやすい。登山時だけでなく、寒冷期の災害などでも起こりやすい。