ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型(Hib)という細菌による感染症のこと。インフルエンザウイルスとは全く別のもので、5歳未満の乳幼児がかかりやすい。感染してもほとんどは症状が出ないが、Hibが血液や肺の中に入り込むと、髄膜炎や喉頭蓋炎(こうとうがいえん)、肺炎、菌血症、化膿性関節炎などを引き起こす。とくに脳を包む髄膜に炎症を起こす髄膜炎は、けいれんや意識障害を起こして亡くなったり後遺症を起こすことがある。予防にはワクチン接種が有効で、WHO(世界保健機関)では、Hibワクチンを乳幼児の定期予防接種とすることを推奨、日本では2010年末から公費による補助が行われている。