子宮内膜に似た組織が腹膜や卵巣など子宮以外の場所で増殖する病気。組織は月経周期に伴って増殖と剥離(はくり)をくり返すが、排出口がないためその場にとどまり、炎症や痛み、周囲の組織との癒着(ゆちゃく)の原因になる。主な症状は月経痛、排便痛、性交痛、不妊症などで、特に月経痛は非常に強いことが多く、QOLの著しい低下につながっている。厚生労働省は、この病気にかかっているとされる270万人のうち、50万人しか産婦人科を受診していないと報告している。子宮内膜症は月経のたびに進行し、破裂やがん化といった危険な状態に陥ることもあるため、早期に受診し適切な医療を受ける必要がある。