膀胱の内壁にできるがんで、高齢者に多く、男女とも60歳代から増加する。膀胱がんが見つかった場合、上部尿路にあたる腎盂(じんう)や尿管にもがんが発見されることがある。リスク要因として、喫煙、職業性発がん物質への曝露、膀胱内の慢性炎症などが明らかになっている。肉眼的血尿があり、尿検査などで膀胱がんが疑われるときは、尿細胞診検査、腹部超音波検査(エコー)、膀胱鏡検査などを行う。膀胱がんの約8割は、がんが粘膜・粘膜下層にとどまり、筋層には広がっていない表在性膀胱がんで、浸潤や転移を起こすことはあまりない。