口腔(口の中)にできるがんの総称で、舌(ぜつ)がんが最も多い。ほかに歯肉がん、頬(きょう)粘膜がん、口蓋(こうがい)がん、口底がんなどがある。50歳以上が約8割を占め、女性より男性に多い。主なリスク要因は喫煙と飲酒、合わない義歯などによる慢性的な刺激など。舌がんの典型的な症状は、舌の両脇にできる硬いしこりで、痛みは伴わないこともある。口腔がんは目に見える部分にできるがんだが、口内炎や歯周病と間違われやすく、進行してから発見されることが少なくない。そのため独自に口腔がん検診を行う自治体も増えている。また、月に一度鏡を使って口の中をくまなく観察するセルフチェックもすすめられる。