大気中には揮発性有機化合物や窒素酸化物などの汚染物質が混ざってできた粒子状の物質が浮遊しているが、その中でも粒径2.5μm(2.5mmの千分の1)以下のごく小さな粒子をPM2.5と呼んでいる。PM2.5は肺の奥深くまで入りやすく、全身の血流に入り込んで、ぜんそくや肺がん、脳卒中、アレルギーなどのリスクを高めるなど健康被害が懸念されている。主な発生源は車の排気ガスや工場のばい煙など。2013年1月、PM2.5による中国の大気汚染が報道で大きく取り上げられ、西日本で高濃度のPM2.5が観測されたことに関し、環境省は中国からの越境汚染の影響があると発表した。ただし日本でも都市部などでは以前から高い濃度のPM2.5が観測されており、東京都などの高い観測値は、国内に発生源があるとみられる。