妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児がウイルスに感染して先天異常を生じることがあり、これを先天性風疹症候群という。症状には低出生体重のほか、目や耳、心臓の病気など後々まで障害を残すものと、貧血や肺炎など一過性のものがある。治療はそれぞれの症状に対して行うしかない。したがって、ワクチン接種による予防が重要になる。妊婦はワクチンを接種できず、接種後2カ月は確実に避妊する必要がある。最近では2012年に関西を中心に風疹が流行し、13年に入ると関東を中心に患者数が急増、3月下旬には12年の1年間の患者数を上回った。この間、先天性風疹症候群の発症も増加しており、国は予防接種を受けるよう呼びかけている。