かぜの原因になるウイルスにコロナウイルスがある。これには通常のかぜ症状から重症急性呼吸器症候群(SARS:サーズ)のような重篤な症状を引き起こすものまで、さまざまなものがある。2012年に発見された新型のコロナウイルスはSARSの原因ウイルスの仲間とみられ、発熱、せき、息切れ、呼吸困難など急性で重篤な呼吸器症状や肺炎、腎不全などをひき起こす。2013年5月に入り感染者が急増し、現在中東や欧州で確認された感染者の約半数が死亡した。詳しい感染経路は不明だが、人から人への感染も確認されている。同5月、厚生労働省はウイルス名を「マーズ(MERS)コロナウイルス」、これによる病気を「中東呼吸器症候群」とすると発表した。